当社は、飲食店のチェーン展開を行っている会社でありますが、
食品工業というメーカーの様な社名が付いているのは、理由があります。
それは、先代の澄川 正夫がチェーンストアづくりという壮大なロマンに触れ、自分自身の生きがいをそこに求め、道半ばに朽ち果てても悔い無しという決意をしたことによります。そしてフードサービス業の場合のチェーンストアは、製造直売業でなければならない。またチェーンストアづくりは、全社的に工場運営方式を採用しなければならないというところから昭和食品工業という社名が命名されております。
現状
現在の社長である澄川誠は、2003年3月に社長に就任致しました。就任してからの5年間は、赤字店舗のスクラップや我が社の強化に役立たない業種の取り止め等を行いながら、新業態の立ち上げ、組織改廃等を行ってきました。
2024年6月で、小麦冶8店舗、黒田藩3店舗、博多ラーメンはかたや9店舗、博多ラーメン「膳」6店舗、生粉蕎麦「玄」2店舗、そば粉100％「ボンジュールガレット」の計29店舗体制にまで成長してきております。
2021年6月15日 日本経済新聞（全国版）に意見広告を掲載しました。
VISION
私共はチェーンストア志向企業であるということと、ビジョンそのものの考え方やチェーンストアについての適切な認識から説明し、当社のビジョンをお話しいたします。
ビジョンとは、3～5年努力したところで到底たどり着くことが出来ない壮大な目標を言います。例えば、100年続く企業にするとか、1兆円企業にするとか、会社の風土をトヨタ並みにするといったことです。
チェーンストアについての適切な認識は、多くの店舗を運営していることや、マニュアルに縛られ、個々の創造性や工夫を押さえ込まれる、仕事を楽しめず、やらされ感があるというのは誤った認識です。
チェーンという言葉から連想されるものがネガティブな連想とされ、単純に鎖、しかも重たい鉄の鎖で足につながれたり、奴隷を連想されることがありますが、決してそうではありません。
まず、私たちがチェーンから連想してほしいのは、人間関係の信頼関係の輪です。
私たちの力で、私たちのお店で、私たちの会社で世の中を少しでもよくし、私たちの住んでいる地域社会を元気に、明るく、豊かにしていくことに喜びを感じ、その努力の限りを尽くします。同じ目的のもと働く仲間と互いに尊敬し、理解し合い、それぞれの人、それぞれの部署が確実に役割を果たせることで、最大の効果を上げ、目的が達成され、地域社会の人々から感謝されるという実感を受け取ることができる時、会社としての一体感、地域社会との一体感が生まれます。これは、自信と誇りにつながり、会社自体をアドマイヤードカンパニー、グッドシチズンカンパニー(誰からも尊敬され、愛される会社) として成長させます。
経済的効果はもちろん当然のことながら、地域社会との揺るぎない信頼関係を築けた時、真のチェーンストアとなれたと言えるでしょう。その状態に至るまでは、チェーンストアを志向しているという企業と言えます。
企業と地域社会の信頼関係の構築という観点から、分かりやすいアメリカの事例をご紹介します。
アメリカには、シアーズローバックというGMS（ジェネラルマーチャンダイズストア）が存在します。1970年代のオイルショックによりあらゆる物価が高騰し、シアーズも耐え切れずに値上げを行いました。すると地域の人々がプラカードを持って抗議デモを行いました。プラカードには、「シアーズよ、われわれを裏切るのか！」と書かれていました。似たような店はいくらでもあるにも関わらず、シアーズほど地域社会の人々の生活を支えていた企業は他にない、というのが現状でした。もし日本だったら、値上げをしても顧客が見限り単に来店者数が減少するだけでしょう。
チェーンストアの社会的存在意義は、地域社会の人々の日常の暮らしを支え育て、真の信頼関係を構築することにあります。これが実現すると、ようやくストアロイヤルティが確立したと言えるでしょう。
経営理念
・私達は、良き会社づくりを通じ、喜ばれる存在となるべく、怠ることなく精進します
・私達は、笑顔と思いやりで繋がり、真の信頼関係を構築します
・私達は、いつも冷静に落ち着いて、理に適った行動をします
・私達は、物事を正しく理解し、正しい考え方を深めていきます
・私達は、生きとし生けるものとの調和を大切にし、リーダーシップを発揮します
・私達は、全てに感謝し、社会に対する貢献を高めていきます
・私達は、職場とは自らを成長させる場として、礼節、清浄に努めます
・私達は、人々から喜ばれる良き会社づくりをみんなで行えることが最高に幸せです
